心の歪みが引き起こす病気
心の歪みによる症状は身体の歪みからなる症状と同じです。
つまり心と身体は繋がっているのです。
何が原因でこの症状が出るかに気が付き、早期に治療をするのが早期回復の秘訣です。
・ 身体の痛みや凝り、重さ
・ 疲れやすい、やる気がでない
・ 胃腸の調子がすぐれない
・ 息苦しい(深呼吸しにくい)
・ 動悸がする
・ 風邪を引きやすい
・ イライラする、キレやすい
・ めまい、顔色が悪い
・ 手足が冷える、浮腫みやすい。
・ 便秘気味
・ 肌があれる
・ 顔の歪み、O脚、X脚がひどくなる。
・ 肩の高さ、手足の長さが違う
症状が出ても仕事が忙しかったりで、本人自体が気が付いてあげないと病気になってしまいます。
心の歪みは身体のいろいろなところに影響をしていきます。
●循環器疾患
高血圧症、低血圧症、神経性狭心症、※心臓神経症、不整脈
●呼吸器疾患
気管支ぜん息、過呼吸症候群など
●消化器疾患
胃・十二指腸潰瘍、突発性大腸炎、神経性嘔吐・食欲不振症
●内分泌疾患
糖尿病、肥満、甲状腺機能亢進症
●骨筋肉疾患
慢性関節リュウマチ、チック、腰痛症、筋肉痛、脊椎過敏症など
●神経疾患
偏頭痛、緊張性頭痛、自律神経失調症 、うつ病、パニック症候群
●婦人病疾患
月経困難症、無月経、月経異常、更年期障害など
●皮膚疾患
心因性じんましん、円形脱毛症、多汗症など
うつ病の症状
不安になる、イライラがとまらないなど感情の症状が精神面には出てきます。ネガティブ思考に陥るため意欲が湧かず行動することが億劫だと感じ始めます。
うつ病の症状は気分によって波があり、一時的に元通りになることがありますが完全に治ったわけではないため、再発する確率が高いのです。
ストレスを発散することで瞬時に治るわけではなく、その日その時間での気分変化が激しいため周りの人は振り回されてしまうでしょう。理解し難いけれども、周りからの理解と協力が症状緩和、完治への近道です。
うつ病治療
うつ病と診断されたら、この病を自分で受止めてください。
抗不安剤やSSRIなどの薬物治療を続け、休息をとることで、症状は緩和されて行きます。
うつ病の治療の進み方や、薬の効き具合は人によって個人差がありますが、薬を飲み始めて大体4週間以降から効き目が現れてくることが多いそうです。
これは続けることが重要で、先程述べた通り、症状には「波」があるので一時的な回復を「治った」と勘違いし、通院をやめたりしないでください。
適切な治療を行えば、普段の生活に支障なく暮らせるようになります。うつ病は長い時間はかかりますが、完治する病気です。それを理解して治療を進めましょう。
パニック症候群の症状
身体に特に異状が認められないのに、パニック症候群の症状が、4つ以上起こる場合、パニック発作と定義されます。このパニック発作は、自分で発作の予期が出来ずに起こり、パニック発作を体験した後、また同じような発作が起きるかもしれない、という予期不安が続くと、「パニック症候群」と診断されます。
・ 動悸や心拍数が急激に増える
・ 暑いと感じていないのに冷や汗などの発汗がある
・ 寒いわけではなく、身体が震える
・ 突然息苦しくなったり、息切れをする
・ 息がつまり、窒息しそうなほどに呼吸が難しい感覚になる
・ 胸あたりに鋭い痛みや、不快感を感じる
・ 突然の吐き気や腹部の不快感を感じる
・ とつぜんめまいを感じ、ふらつきや意識が遠くなる感覚になる
・ 頭が混乱したような感覚になり、気が変になってしまうのではないかという恐怖感に襲われる
・ 自分の生命の危険を感じる
・ 皮膚感覚が自分のものではないような麻痺した感覚になり、どこともなくうずくような感じになる
・ 身体全体が冷たい、または熱くなっているように感じる
パニック症候群の治療
パニック症候群は、「薬物療法」「行動療法」「ストレス解消」などを上手く組み合わせて、治療していく治し方が効果的です。パニック症候群の治療法では薬物療法が中心になることがほとんどで、パニック発作や予期不安の症状を改善することが出来ます。パニック症候群の治療の進み方や、薬の効き具合は人によって個人差がありますが、大体3~4週間で薬の効き目が現れてくることが多いそうです。
うつ状態になっている場合は、治療を進めることを急ぐより、休養を優先にしましょう。しかし、完全に一人になってしまうとうつ状態がひどくなってしまう場合があります。周囲の人が、休養をとることを勧めても決して一人にせず、周りから常に見守っている人がいることを感じられるようにしてあげると安心して休養することが出来ると思います。
社会恐怖による(SAD)症状
社会恐怖による症状は、不安・恐怖を感じて人前で話すことができず、人ごみや広い場所でも恐怖を感じます。対人恐怖の症状には、よく知らない人との1対1に不安や恐怖を感じ下記のような症状が出ます。
また、動悸、震えなどのパニック発作を引き起こすこともあります。
・ 手足が震える
・ 息が苦しくなる
・ 動悸がする
・ 大量の汗をかく
・ 顔が赤くなる
・ 声が出なくなる
・ 頻繁にトイレにいきたくなる など
社会不安障害(SAD)の治療
SADは発病すると、他の精神疾患(うつ病、アルコール中毒、パニック障害など)を併発する割合が70%を超えるとも言われていますので、SADの症状が現れている場合は、それは「性格のせい」ではなく「病気である」と認識して、早めに専門医(精神科や心療内科)の診断を受けてください。
対人恐怖・社会恐怖の治療には薬物療法と精神療法があります。
薬物療法には抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、β遮断薬などが使用されます。精神療法には行動療法、集団療法、森田療法などがあります。
また、患者さん自身もかなり努力しなければなりません。そのため、認知行動療法では、問題点を順番に洗い出していき、解決できそうな問題、患者さん自身も大きな不安と感じないような小さな問題から順番に解決していくという方法がとられます。
全般性不安障害(GAD)の症状
不安や心配を感じている状態が6ヶ月以上続いており、不安や心配がない日よりある日のほうが多い。
不安や心配をコントロールすることが難しいと感じている。
不安や心配は、次の症状のうち3つ以上の症状を伴っている。
そわそわと落ち着かない、緊張してしまう、過敏になってしまう
・ 疲れやすい
・ 集中できない、心が空白になってしまう
・ 刺激に対して過敏に反応してしまう
・ 頭痛や肩こりなど筋肉が緊張している
・ 眠れない又は熟睡した感じがない
病院に行っている方の場合でも、自律神経失調症や更年期障害と診断され、GADの患者さんとしての治療の機会を逃していることもあるようです。
GADは発病すると、他の精神科領域の病気(うつ病、パニック障害、社会不安障害(SAD)など)を併発する可能性が高くなるといわれており、GADの症状が現れている場合は、早めに専門医(精神科や心療内科)の診断を受けてください。
全般性不安障害(GAD)の治療
日本では、GADという病名で国(厚生労働省)から承認されている薬はなく、抗うつ薬や抗不安薬などを用いて治療が行われています。
GADの発病の原因が、患者さんの生育歴や性格によっているような場合は、精神療法も重要となります。精神療法には、カウンセリング、認知行動療法、セルフコントロール法などがありますが、いずれも無意識に存在している「不安の根源」を探し、そのコントロールを目指すものです。
精神療法は、薬物療法と違って副作用が少ないのが利点ですが、患者さん自身の努力がかなり必要なことや主治医の先生との相性などもあり、効果にバラツキが出る場合があります。
強迫神経症の症状
自分の意志に反して頭に浮かび、払いのけようとしても払えない考えを強迫観念と呼びます。また不合理と分かっているのに、ある行為をしないではいられないことを強迫行為といいます。
強迫観念で多いものとして、不潔に関すること、戸締まりなど自分がしたことが心配になる、攻撃的なイメージが浮かんでくる、目についた数や頭に浮かんだ数が気になる、などがあります。強迫神経症の人は、このような強迫観念に抵抗しようとすると強い不安に襲われ、その不安に対処しようとして強迫行為が生まれます。
強迫神経症の治療
強迫神経症は、ストレスや精神的な悩みなどが発症に関係しているといわれ、脳の神経伝達物質であるセロトニンなどの影響があるのではないかと考えられています。このようなことから、強迫神経症の薬物療法では不安を取り除く抗不安薬をはじめ、抗うつ薬が使用されます。特に抗うつ薬では、SSRIやSNRIが効果があるといわれています。
並行して精神療法も行われ、精神療法では医師が患者の不安や悩みなどを聞き、強迫行為のような問題となる行為についても対処方法について一緒に考えていくことで、解決の方向に持っていきます。
総合失調症の症状
慢性の統合失調症では、出かけなくなった、身なりにだらしなくなった、家族ともあまり話さない、仕事にミスが多くなった、理由もなく仕事を休むようになった、睡眠障害がある、などの症状で、いずれも日常的にはよくあることなので、これが精神的な疾患によるものだと思う人はあまりいません。またこうした統合失調症の軽い状態の症状は、不安障害や恐怖症、強迫神経症、解離性障害などの症状との区別がたいへん難しく、専門医でも判断に苦しむことが多いようです。そしてこのような軽い症状で始まる統合失調症は、特に思春期や若い人の場合に多いといわれています。
急性期では、統合失調症に特有の症状がはっきり現れ、周囲の人々にも分かるようになります。幻覚や幻聴、妄想が出てきたり、思考が混乱して支離滅裂なことを言ったり、興奮したりするようになります。
統合失調症の治療
統合失調症の幻覚や幻聴、妄想の治療は、抗精神病薬などを使った薬物療法が中心になります。
抗精神病薬としては、興奮を和らげ鎮めるフェノチアジン系のクロルプロマジンなど、また幻聴や妄想を改善する作用のあるプチロフェノン系のハロペリドールなどがよく使われます。これらの薬は、ドーパミンの働きを抑制する作用があります。このほか患者の症状に応じて、睡眠薬をはじめ抗不安薬、抗うつ薬を使うこともあります。
ただし、副作用として、手の指が震えたりするパーキソン病のような症状や、じっとしていられなくなる、眠気が出る、女性の場合は生理不順になる、肥満を引き起こす、水中毒になる、などのような症状が現れることがあります。
回復期は、治療によって急性期に見られた精神状態が治まった状態で、回復した時には患者は消耗した状態になります。そのため、患者は睡眠時間が長くなり、昼間でもごろごろしていることが多くなります。しかし、しばらく経つと少しずつ活動しようという気持ちも出てきます。この回復期から病気になる前の健康な状態に戻る人がいる一方で、慢性期の状態になっていく人も多く見られます。
慢性期は急性期の症状が治まった後、回復を経て、何らかの慢性症状が長く続く状態をいいます。慢性期の症状は陰性症状が特徴で、独り言や一人笑いが見られ、無為自閉、感情鈍麻など、活動性の低下、周囲への無関心、感情の欠如などが目立ちます。具体的には、物事にあまり感動しなくなり、周囲への興味が乏しく、部屋にひきこもり、何もしないで過ごすようなことが多くなります。
本人が治ろうと思わないのと、なかなか治療が難しいの実際のところです。